Enterprise ☓ HTML5 Web Application Conference 2014(OSCと共同開催)
2014年02月28日(金) at 明星大学 日野キャンパス 28号館
大学のキャンパスに入るなんていつぶりでしょうか。なんだか新鮮な感じ。
山に校舎がそびえ立ってる雰囲気が母校にどこか似ていて懐かしさも感じられました。
Enterprise ☓ HTML5
格好いい画面はエンタープライズのシステムでも当たり前のように求められています。
ただあまり現実感がないんです。
ある程度大規模なシステム開発で、複雑なUIを設計して製造して試験して…。
技術者も足りない。そもそもエンタープライズの現場でフロントに強いエンジニアってあまり登場しません。
JavaができればJavascriptができると思っているマネージャーもいる。いやマジですよ(笑)
そういったあたりの課題について他の皆さんはどう考えているんだろうか。
何かヒントが見つかればいいなー、という想いで参加してきました。
参加したのは以下の3つのセッション
業務系Webアプリケーションに求められるUIとUX
セカンドファクトリー社のUXに対する取り組みを聴きました。
印象に残ったのは『UXって専門家になるのは大変だけど、「体験を改善していく」のは誰でもできる』『チームを"改善に取り組む雰囲気"にできるかどうか』という話でした。
使う人のことをちゃんと考えるのは大事です。エンタープライズのシステム開発では複雑なワークフローや業務知識などに気を取られてしまい、なんだか使いづらいモノになってしまうことが多々ありますので気を付けたいところです。
リッチアプリケーション開発を助けるOSSのJSフレームワーク「AngularJS」の魅力
仕事で使えるJavascriptのフレームワークって何だろう?
jQueryは使うんですが、それだけだとコードがめちゃくちゃになりそうです。実際、それほど複雑な画面じゃないのにjsファイルはカオスになっています。
AngularJSはその解になるのか…?
このセッションでは概要や簡単なデモを見れましたが、まだまだ仕事で使えるかどうかはわかりません…。
Backbone.js、Ember.jsあたりも気になるところです。
勉強しなきゃ…。Javascript苦手なんですよね…。
JavaエンタープライズアーキテクチャにおけるHTML5
日本Javaユーザグループ 鈴木 雄介さんのセッションです。
- システムにはミッションがある。制約がある。利害関係者(作る人、保守する人、使う人、ビジネスオーナー)がいる。利害関係者にはそれぞれ違った関心事がある。それらを組み合わせて整合性のとれたモノにするのがアーキテクトの仕事。
- アーキテクチャは結果であり、目的ではない。目的はシステムの利用価値を最大化すること。
- SPA(Single-page Application)は通常のHTML+JSと一緒にしてはいけない。片手間で作るJavascriptとは違う事を理解しておくべき。ちゃんとしたアプリケーションとして扱う。
- jQuery≠SPA(jQueryができてもSPAアプリができるとは限らない)
- 雑な業務アプリ、大量データぐりぐり、大規模、ネイティブ連携(ローカルファイル、デバイス間通信)なんかをHTML5で実現するのはイケメン(スーパーな人が集まったチーム)に限る。
- 業務システムでもサブシステム的な扱いのものは適用しやすいのでは。
- テクノロジーはサービスを作る1つの要素にしかすぎない。
- アーキテクトとしてはよいサービスのためにはどのように適用できるか?を考えよう。
めっちゃいい話でした。
テクノロジー、開発手法などは手段にすぎないので適切に使うのが大事ですね。
HTML5がエンタープライズ開発の現場で活躍できるかのはもうちょっと先の話になりそうです。
世界が見えた懇親会
ドイツ、イギリス、アメリカなどなど世界各国のビールがー!!
おいしいビールを飲みながら色んな人と話ができました。
こんな懇親会初めてやー!楽しかった。