2013.10.22
DevLOVE「システム思考を手に入れよう」に参加してきました。
http://devlove.doorkeeper.jp/events/6155
覚えたこと、感じたことをメモ。
講師は有限会社チェンジ・エージェント 小田 理一郎(おだ りいちろう) 氏
とても心地よい話し方をする方でした。
システム思考について
- システム思考は身に着けるのがとても難しい。本来は長期的(6ヶ月とか)にトレーニングすべきもの。今日は紹介のみ。
- システム思考とは「木も見るけど森も見る」もの。
- 立場や役割など視点が変わると見え方も違う。時系列で構造も変わっていく。偏った視点になりがちなのが一般的な論理的思考の落とし穴。
- 成功体験が視点を固定してしまうこともある。
- 「出来事」→「時系列」→「構造」→「根本/根源」の順に深くなっていく。問題として表出する「出来事」だけを見て解決しようとしてもうまくいかない。
- 問題は時系列で変化していくことが多い。今日の問題は昨日の解決策から生じる場合もある。
- MECEのように物事を細分化して局所的な対応をしても、別の問題が出てしまう。(ルービックキューブの1面だけを揃えても…、という例を出してました)
- ループ図で問題の構造を表す。事象の関連を関係者で対話しながら作る。
- 問題がある箇所では、人を責めず構造の問題と捉える。
感じたこと
ループ図の説明があり、これは現場の問題を分析するのに使えそうだなーと感じました。
ただ書き方が難しそう…。何度か練習する必要がありそうです。
また客観的に構造をループ図にするというのも難しそうです。何をもって客観的なのか…。なんかコツとかありそうです。
問題を見つけ解決策を導く方法について何かコツはあるのか?という質問に対して、
ピーター・センゲの本にいくつかのパターンが書いてあるとのこと。
これは読まねば…!
小田さんが書いたループ図の例
「進捗の遅れ」を例にしてます。なんて実践的な例!明日から使える!
勉強しよう
有限会社チェンジ・エージェント
http://change-agent.jp/
システム思考についての解説など
- 作者: ピーター M センゲ,Peter M. Senge,枝廣淳子,小田理一郎,中小路佳代子
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なぜあの人の解決策はいつもうまくいくのか?―小さな力で大きく動かす!システム思考の上手な使い方
- 作者: 枝廣淳子,小田理一郎
- 出版社/メーカー: 東洋経済新報社
- 発売日: 2007/03
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