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〜昨日の今日とは一味二味違うBlog〜

『Web×Java - HTML5で進化したWeb標準を、Java技術でどう扱うのか? -』に参加してきました

勉強会に参加してきました。
『Web×Java - HTML5で進化したWeb標準を、Java技術でどう扱うのか? -』
http://atnd.org/events/42782


スマホアプリ、HTML5などリッチなUIが中心となりつつある中、JavaのWEBシステムはどのような作りであるべきか。
僕が携わるシステムはほぼJavaでWEB。さらに企業の社内システムということが多いでこのテーマはストライクでした。

期待としては、スマホやリッチUIを実現するためのWEB側のフレームワークやテクニックなど現場ではまだまだ議論が足りないことをJJUG、html5jえんぷら部の皆さんがどのように考えているのかを知ることです。

オープニング

  • Enterprise Web ≒ Java
  • 業務システムでWEBといえば、ほぼJavaでの開発となる
  • HTML, Ajax, リッチUIをJavaでどう扱うのか
  • Struts1.xは2008年にver1.3をリリースし、2013年4月にEOLを迎えた
  • すでに終わったフレームワーク
  • 現在のWEB標準技術(Ajax, JSONなど)を意識していない

EOLだっていうのに、現場ではStruts1.xはまだまだ現役です。
それに独自のフレームワークをかぶせたりしているからメンテナンスどうすんの状態ですね。
新しい標準が必要という話だったのですが、それは僕は疑問でした。標準化すると硬直化が始まります。
無理に標準化するよりはドンドン新しいこと試して、生き残ったものが標準でいいのではないでしょうか。

セッションのメモ

4つセッションがあったのですが、印象に残ったことのみメモ。

JavaEEの話

JavaEE6、7で十分標準になりえるという話でした(JSF, JPAなど)
確かにOSSのフレームワークばっかり注目して本家の仕組みを試したことないので今度触ってみようかな、と思いました。

「Struts1.x、Tomcatはやめよう。JavaEEで十分」という話もされていたのですが、OSSのリスクの話ばっかりでメリットを十分に伝えてなかったように感じました。
講演時間が短かったこともあり説明が偏っていたような気がします。今度じっくり聞いてみたいです。

StrutsJSFの移行の話

JSFAjaxを意識して作られており、Struts1.xと似ているため移行はある程度可能。という話でした。
ただAjaxを意識しているといっても標準では不十分で拡張ライブラリなどで対応するとよりリッチなUIに対応できるとのこと。
(さきほどの「標準で十分」「OSSはリスク大きいよ」と矛盾するのでは…)
JSFは登場した際(だいぶ昔に…)にちょっと触った程度なので改めて勉強してみようかと。

ScalaのTIPSの話

ScalaとJavaの比較の話です。
コーディングが楽になりそう。
まだまだ周りに使っている人がいないのですがこれから流行るんでしょうか。時間があれば触ってみようと思いました。

WEB×Scalaの話

Play2、Scalatraの話でした。

  • Play2はノンブロッキングI/Oとして動作するので大量リクエストに強い。
  • 基本的にステートレスな処理なので、Ajax, RESTなどと相性が良い。

REST、ノンブロッキングI/OということでWEB側の要求にあってそうです。なんとなくよさげ。

感想

Web×Javaで何がフレームワークとしてスタンダードになっていくのか、ということに関してはこの勉強会ではわからなかったです。
もちろんAjax, REST, JSONなどの技術に対応しやすいフレームワークがよいのでしょうが、これといって第一勢力はないのでしょうか。
Scalaの勢いはすごそうです。勉強しなきゃ、と思いながら帰りました。