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〜昨日の今日とは一味二味違うBlog〜

初めてのビジネスモデルキャンバス (ワークショップの準備の話)

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Photo Credit: [puamelia] via Compfight cc

ビジネスモデルキャンバスを題材にワークショップを開催する話。
こんな準備やりました。


きっかけ

普段開催している勉強会は発表者3~4名で順番にパワポ使ってプレゼンって形式です。
その中で「Business Model Generation」の紹介をしてくれました。
発表者がワークショップやりたい、と言うので主催者の独断でワークショップ開催を決定。
失敗は恐れずとりあえずやってみよう、と。

いつもの居酒屋ではワークショップは厳しいので、会社の会議室でやることに。
普通ですね(笑)




事前打ち合わせ

僕(主催者)、発表者、主催仲間の3名でまずは意識合わせを飲みながら実施。
議論になったのは以下のようなものでした。


なんといっても「ゴール」を決めねば

「何か気づきを持って帰ってもらう」というまあ大ざっぱな目的です。
これはもう大筋で合意。とは言え3人で微妙に誤差あり。
僕は「キャンバス作成は難しいなー」という気づきでも良い、という意見だったのですが、今後のワークショップ開催の影響も考慮して、「なるべく成功してもらう」という目的も加えました。
「失敗してしまうと次に参加しなくなる人もいるんじゃないか」という配慮です。
社外のコミュニティのように意識もスキルも高い場ではなく、社内の仲間でやってる場なのでこういった配慮しました。優しいです。


グループ分けはどうする?

  • ランダムにわける
  • あらかじめ主催者側で決めておく

どっちがいいでしょうか。ランダムでもいいんですが、時間内にしっかりキャンバスの完成にたどり着くよう、場をファシリテートできる人がいないと厳しいじゃないか、という意見からあらかじめ主催者側で決めておく方法にしました。


キャンバスの書き進め方はどっちから?

右(顧客セグメント)から進める方法が主流だそうですが、我々の会社的には左(リソース/パートナー)からじゃない?と意見がでました。
発表者の経験から右からに決定。ワークショップでは書き方も統一することにしました。


テーマ決めはどうやるの? ちゃんとできるの?

「顧客セグメント」から決めていくわけですが、これをどうやって決めるのか、議論盛り上がりました。
まずは発表者から「共感マップを作る」→「顧客セグメントに落とし込む」という方法が提示されてましたが、

  • 共感マップがすんなり作れるか
  • 共感マップから顧客セグメントにするにはどうするか
  • 残念な感じの顧客セグメントになってしまったらキャンバスがうまく作れないんじゃないか

といった心配が溢れました。
結局、共感マップを一から考えるのではなく、共感マップで決める「動詞」をいくつか主催者側で用意する、ということにしました。
キャンバス作成が進めやすそうな「動詞」を提供します。
(これも失敗しないような配慮です。優しいです。)
それと共感マップの書き方に迷わないよう、例を準備することにしました。


キャンバスを作り終わったあとはどうする?

キャンバスの書き方も1つじゃないし正解もない。気づきを得てもらうために以下のようにクロージングすることにしました。

  • グループ内で振り返りを行う
  • グループとして作成したキャンバスの説明と振り返りの内容を発表する
  • 主催者側で作成したキャンバスも発表する

こんな感じで事前塗値合わせ終了。
19:30~11:30 市ヶ谷 加賀廣
¥5000/人 美味い焼き鳥でした。